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    ☆USA2000見聞記 ・PART2☆
            

再録 2000年6月末に再訪した米国見聞記デジカメ・フォト記録    

訪問地はNY、ボストン、アトランタ、ユタ州。


【6月某日 アトランタ  その1】
ボストン・リピーターの夫の案内でボストン最後の夜はオレンジ色の街灯の灯る街を徒歩でロブスターを食べさせてくれるレストランに出かける。夜風が気持いい。落ち着きのある街ともお別れ。画像はロブスターとセットのトラジショナル・ポテト。大きい!

アトランタに向けて発つので早い目に就寝したところ、明け方4時過ぎ、天井から水が落ちてきた!そのうち数カ所からポタポタと避けようがなく起きあがる。腹立たしくてデジカメでその時刻を記録。

直ぐに夫がフロントにコール。飛んできたボーイが言うには、「上の階のガイがバスタブの栓を閉めないで酔ってそのまま寝てしまった」らしい。アホな男だ。それでとりあえず別の部屋を用意するからしばらく待ってほしいとのこと。案内されたのは ツインベットルームともう一つシングルベットルームつきの1ランク上の部屋。6時前に起床するつもりだったのでもうこれから一眠りできそうにはない。とんだ災難だった。仕方がないので早い目にホテルを後にして空港に向かう。

ボストンとアトランタは時差はなし。同じイーストコースト時間だ。夏休みなので空港も機内も込み合っている。森に囲まれるようにしてアトランタ空港はあった。

予定時間より早く空港に到着したが、娘夫婦はちゃんと到着ロビーに迎えに来てくれていた。なんでもアトランタ空港の到着便デイスプレーがそのままパソコンの画面に映し出されるHPを見てチェックしていたから、ボストンからの便の到着が早くなることがちゃんとわかっていたんだそうだ。便利!彼らの日常生活にしっかりとインターネットが活かされている。デルタのビジネス格安チケットを見つけてくれたのも娘だった。郷にいれば郷に従えで、ちょうどIT革命の先駆国、アメリカで仕事と学業を修めながら現在暮らしていることは今後の彼らとって有利なことに違いない。

空港から市街地への道路は片道8車線とか(聞き間違いか?)。娘のところはメインカーはホンダ・アコード。最近、娘はCRVを購入。アトランタも高層ビルが乱立。

娘の夫が駐在する監査法人はアトランタ1テナント料が高いと言われている新品のオフィスビルに入っていた。日曜日だったが彼のカードで入ることができた。まさにハリウッドの映画に出てくるオフィスそのままに立派な個室と会議室が並んでいる。

ランチをお向かいの ホテルの 展望回転フロアーのあるレストランでとる。日本の2倍量だ。

ここからアトランタの全景が見えるのでちょうどいいだろうとの配慮。先週には日本からのゲストがあったらしく私たちを案内するリハーサル済み(笑い)。旧オリンピックメイン会場、CNN(赤とブルーのラインのビル)、その手前にはオリンピック記念公園が見える。

最近はJALのアトランタ直行便が廃線となりシカゴで乗り継ぎになっているようだ。私たちが乗ったデルタなら成田からアトランタ直行便が出ている。それもそのはず、アトランタはデルタ航空の本拠地なのだ。あとはCNNとコカコーラの本社がある。市街地の向こうに森が広がっている。アトランタがこれだけ森が多いとは意外だった。

【6月某日 アトランタ  その2】
アトランタ市街地は治安がよくないので北にドンドン住宅地が延びているらしい。娘たちの住んでいるところはアトランタ郊外の緑の深く、小鳥のさえずりが早朝からうるさいとなどと贅沢な文句など言っている処だとか。

2重にゲートのある敷地内に広がる3階建のアパート群の中にあった。私たちに与えられたのはドアが二重にあるバストイレ付きの大きなベットルームで、ダブルベットとサブに簡易シングルベットが置かれていた。これだけゆとりがあると娘夫婦の家に逗留してもお互いに気を使わなくてすむ。さっそく今までのたまった洗濯をワールプルーフのあの大きなドラム式の洗濯機とドライヤーを使ってやり終えスッとする。久しぶりのアメリカンライフ。キッチンも懐かしきアメリカ式、アメリカの匂い。いままでホテルライフだったのでそれをまだ味わうことなくアトランタまでやってきたので、いっぺんにそれを満喫し満足!

「アトランタでほかに行きたいところありますか?今のところ、希望のCNNとCDCは入れるとして、あとダウンタウンとストーンマウンテ ン(南北戦争時代の南軍の3将 軍の大きなレリーフが岩に刻まれている公園)とアウトレットショッピングを考え ています。こちらの電化製品を売っている大きな店も近くにあるのでよかったら。コンピュー ター関係もおいています。他にはマーガレットミチェルの家、マーチンルサーキングの生家と記念館、アトランタ歴史博物館等あります。いずれもまだ行ったことありませんが、興味があれば教えてください。アトランタは急に暑くなり、日中は30度を毎日こしています。外を歩くときは帽子 があったほうがいいかもしれませ ん。NYも今週は暑いようですが、来週はどうでしょう。私はすっかり暑さに負けています」と発つ前に届いた娘からのメール。まずそのアトランタの名所(?)ストーンマウンテ ンに案内してもらった。


世界一大きい岩山だという。ロープーウエイで山頂まで登ることができた。山頂からは遙か向こうに森と湖が広がる雄大な眺めが素晴らしい。日が暮れればこの白いストーン壁にレザー光線ショーが行われる。

【6月某日 アトランタ  その3】
 結婚2周年を迎えようとしている娘夫婦が私たちのために作ってくれた夕食をいただく。ハズバンドが私の好物のラタトィユと鱒のグリルを担当し、娘がひじきの煮物や和風のお総菜を作ったらしい。

 器は最近娘が焼き物教室にも通っているとかで不揃いながら(それが手作り風なのだが)何個もある。メインダイニングの食器棚はよく見えているがガレージセールで買ってヨーロピアン・グリーンのペンキでリニューアルしたものとか。娘の家なのだが、親しい友人宅訪問しているような気分。この距離感がいいのだと思う。独立した新家族なのだから。
 

いままで年に1、2回は日本的食料品をアトランタに送ってやっていたが、もうこれからは特にその必要はないことが判明(笑い)。近くに大衆品とはいえ、これだけ揃っているんだから!


25年前とはえらい違いだ。アトランタという南部1、2の大都市だからかもしれないが。また、いま日本でも流行のアウトレット。アトランタ郊外、1時間以上車を飛ばさないといけないほど遠方ながら車社会のアメリカではどうってゆうことないらしいので、娘の車でハイウエーを駆けて行ってみた。お目当ては、ポロ・ラルフローレン。Tシャツが超安い。メイドイン・ニカラグアというのもある。ここはUAS。ケン・ローチ監督、ロバート・カーライルの映画(題名は忘れた)を思い出す。アメリカが軍事介入している国だ。結構、自分用、お土産用などウオーキング・ファッションとして幾枚も買ってしまった。10ドルしないものもあり、安い。

「私たちがご馳走するから、あなたたちがいま一番行ってみたいと思うレストランに行こう」と夫と提案。そこで案内されたのは彼女たちがもう2回も訪れて好きな町だというニューオルリンズにあるレストランで、最近アトランタにも出店したというケイジャン料理のレストランだった。「さあ、私たちのダイエットのことは気にしないで、好きなもの何でもオーダーして!私たちは適当に頂くから」。前菜はムール貝がドサーと大きな器で運ばれてくる。フランス料理の伝統か?ちなみにニューオルリンズに移住したフランス人とスペイン人の子孫は「クレオール」と呼ばれるが、「ケイジャン」と呼ばれることもある。カナダの南東部アケイジャンからの移住したフランス系の名が訛ったもの。後はメインを3種類。大きなデザートを2個を4人でシェアする。

サマータイムだからなかなか夜が更けずいつまでも夜遊びができそうだが、明日を考えて引き上げる。


【6月某日 アトランタ  その4】
 郊外に住む娘は市街地にキャンパスがある院(ビジネススクール)に通うときは車は最寄りの地下鉄の駅の駐車場に置いて地下鉄で行き、郊外のキャンパスでのクラスの日はハイウエーを飛ばすらしい。アトランタの交通網は凄いからここで運転できればたしいたものだ。先回のオリンピックのときに地下鉄はかなり整備されたらしいが、高級住宅地が郊外の北にドンドン延びているので町中で買い物などする人は少なく、特に白人はほとんど利用しないらしい。

郊外には鬱蒼とした森の中にお金持ちたちの立派なお屋敷が立っている。

アトランタと言えば、CNN。朝一番の館内ツアーに加わりたいと思ったが、既に各地からの大勢の視察で満杯。あと1時間半待ちにつき断念。

CNNはホテルも経営しているようで複合ビルのロビーではベンチャー・ビジネスのレセプションが開かれていた。メインロビーに張ってあったCNNキャスターのポスターを見れば、今、一番誰がメインを張っているか一目瞭然。女性2人がメイン(一人はアフリカ系)で、空港でも絶えずCNN・TVが流れていてお馴染みの顔だ。

 

CNNの向の広場はオリンピック記念公園。子どもたちが水遊びをしていた。

MITに次いで理系では評判のジョージア工科大学に近いブックストアにはゲイ・フェスティバルのステッカーが張られていた。

次の日曜日に「ゲイ・プライド・フェスティバル」があるらしい。NYのグリニッチビレッジではゲイであることをcome outしたひとたちの住む家がいっぱあり、リボンが目印になっていた。

 アトランタのメインストリートはピーチストリート。そこに絵本『小さなおうち』のごとくビルに囲まれてマーガレット・ミチェルが交通事故(自宅から直ぐ近くで跳ねられる)で亡くなるまで住んでいた自宅を再現した家(何度も火災に遭っている)がポツンと建っていた。アトランタの数少ない名所の1つ。内部を見てわかったのだが、このピリュツアー賞作家は意外に質素な生活をしていたようだ。


【6月某日 ユタ州  その1】
週末から7月4日の独立記念日のホリデーを利用して遅れてやっくる娘たちとひとまず別れてユタ州に向けて私たちは出発。南部一大きいアトランタ空港はJULY4thのホリデーを控えてごった返していた。

広大なアメリカの大地は人が住めない地域も多い。中西部に近くづくにしたがって荒涼とした砂漠と渓谷が広がる。ロッキー山脈を超えたところで飛行機は大きく旋回する。懐かしいユタ州の赤い大地が眼下に見え始める。低空飛行に入った頃にユタ湖が見えてきた。ああ、25年ぶりの第二の故郷に帰ってきた。ソルトレーク空港が近い。眼下に高速道路が、車が・・・。

「お帰りなさ〜い!」到着ゲートから一番先に降りてきた私たちを迎えてくれたのは2月にわが家を訪れたユタ州在住のT夫妻。再会をよろこびハグする。何はともあれ大学のある町に向けてハイウエーをゆく。次期冬季オリンピックに向けて高速道路をもう数車線広げる工事が急ピッチで進んでいる。「木下さんたちがいない間に山が一つ動いたんですよ」「何処に行ったの?」高速道路の盛り土となったとか。

遠回りして子どもとピクニックに行ったことがある山の中の湖を通り、インデアンが横臥している姿に似ているロッキーマウンティン中、ユタ側では一番高いチンパノゴス山を眺めながらいよいよ大学町に到着。住んでいたところと大学は娘たちが来てから一緒に訪れることにしてその周辺部を案内して貰う。

Tさんが8年がかりで完成させたビッグハウスも訪れる。一人で週末になれば既に買ってあった土地に子ども達が新家族を作っても一堂に介せる大きな家を建てたいという彼を夢を実現させたのだった。本当にベットルームが8つ、リビングは30畳以上、キッチンも30畳ほどあった。

まだこの家と同じくらいの家を建てるだけの土地が広がっていた。Tさんは確かにスケールの大きいことを考える人ではあるが、それを実現できるノウハウと土壌がアメリカにはあると思う。何でも自分でやってみようとする人を尊ぶ気風とそれを手伝う人もいる。それがわかる夫に詳しく説明しわが家をお披露しているTさんはうれしそう。それを笑顔で見守り支えているK子さんも素敵!いい夫婦だ。

【6月某日 ユタ州  その2】
Tさんの家にもゲストルームがいくつもあるのだが、完成したばかりでバスタブがまだないので大学町にあるホテルに連泊する。ユタではモルモン系列のマリオットが何と言っても強い。郷にいれば郷に従えでマリオットホテルにした。

モルモン教徒はユダヤ人と似たところがある。家族の結束が強く勤勉でビジネスで成功している人が多い。ユタはいまはハイテク産業で伸してきている。おかげでとてもリッチな州となってる。特にモルモン教徒は教会に収入の10%を寄付するのだから凄い。ここではクリントンは嫌われている。そりゃそうだろう。不倫や婚前交渉は御法度なのだから。伝統的に白人主義、共和党支持の州なのだ。

ユタ州はモルモン教徒が約7割占め、白人、しかも英国系が州人口の5割強という全米一の白人州なのだ。NYやアトランタからやってくると黒人に全然出会わないのにはほんとうに驚かされる。ホテルのフロントももちろん白人、売店もしかり。NYは現在、ヒスパニック系もドンドン増えているというのにここではそれもいない。着ているモノは品がよく、宗教の関係なのだろうか肌を露わにしないということから半袖をきちんと着ている。美人も多いように見える(夫の感想)。東部の異常に露出度の高いファッションとは雲泥の差。

モルモンの人たちはお酒を呑まないかわりに甘いものが大好きだからビックリするほどビッグなケーキが売られている。
これで何人分?モルモンは子沢山だから心配ない。これで一回分のデザートなのだ。K子さんとお薦めのミントチョコレートをお土産用に買いに行く。

以前に「ダイエット日記」で触れた「アイダホ・ポテト・ザッツ・オール」の件のポテトと再会!懐かしきアイダホ。農場出身の学生の家に泊まり乗馬初体験したこともあった。「ルートI-15を州境まで来て下さい。そして、はじめて見える村の教会の側に僕の家があります」との彼の道案内に不安を覚えながらもアイダホに向かったところ、州境を越えて行けども行けども人家はない。そして、あった!ほんとうにはじめての人家だった。広い広いアメリカのお話。如何にアメリカは食料品が安いか!ご覧の上質ステーキ用で5ドル59セント。特にユタ州は安い。

Tさんとのつき合いが長いという日系の食堂に行く。おお、ここはユタ州。ロバート・レッドフォードのお膝元。

壁には彼のサイン入りの写真が!私も彼が好き。たぶん、ユタ州に住んでいるということで親近感ができたのかもしれない。彼のカウボーイ姿は決まってるもの。あの笑顔は 好き。ハリウッドは彼、イギリス男優はジェレミー様と住み分け(好き分け?)ているのだ。このお店は留学生や日系人のたまり場みたい。脱サラでここに住み始めたというオーナー夫妻とおしゃべり。子どもさん達は優秀でワシントンCDの連邦政府で働いているという。また、かつて幼い娘たちがサンデースクールでお世話になった香港からの留学生のMさんと結婚したというS氏にバッタリ出会う。息子さんが現在MITに行っているとか。「実は私たちボストンから来たんですよ。MITも行ってきましたよ」等々、25年前の青年がよき中年に。私たちだってそうなんだから。


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